最近、脚光を浴びている“かるしおレシピ”。
テレビなどのメディアでもよく取り上げられているので、
目にしたことがある方もいらっしゃるかと思います。
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どんなレシピのことかといいますと、
“かるしお=軽い塩”のことで、塩を軽く使ってうまみを引き出す、
1食塩分2g未満、500kcal台のバランス献立のことで、
国立循環器病研究センター(以下、「国循」)が提案する、減塩の新しい考え方です!
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セブン&アイ出版からレシピ本がでています。
『国循の美味しい! かるしおレシピ』 25万部突破!
病院食というと、薄味、食欲がでない、まずい……というイメージがありますが、この“かるしおレシピ”は、減塩なのに、すごく美味しいのです!
だからこそ、今、注目されています。
先日、「国循のご当地かるしおレシピプロジェクト2013 s-1グランプリ大会」が
開催されるとのことで、出席してきました。
この大会は、循環器病予防のための食生活改善に、
地域ぐるみで取り組む動きを支援するとともに“地産地消・地域復興“にも貢献するため、
各地の特産品を活用した美味しい減塩食を発掘するコンテストです。
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出典元:国立循環器病研究センター
全国から355を超えるレシピの応募があり、
当日は、その中で最終審査に進んだ24のレシピのプレゼンが行われ、
「減塩で高血圧の予防と治療」の講演会のあと、結果発表がありました。
最終選考に残られた方は、主婦をはじめ、学校給食を作られている管理栄養士の方や、
糖尿病センターなど病院の管理栄養士の方、社会福祉法人や外食産業の方もおられ、
熱意をもって“減塩”に取り組まれている姿に感銘を受けました!
グランプリは、岩手県久慈保健所の
『~塩加減も「アマちゃん」で!~久慈地域★かるしお DE アマノミクス定食』。
久慈地域自慢の食材を活用し、低塩とは思えない美味しさで、
しかも手軽に作れることが決め手となったようです。
講演会では、国循の生活習慣病部門長が、
減塩が、心臓病や脳卒中などの循環器病予防にいかに繋がっているのか熱弁されました。
病気の背景には高血圧であることが多く、 減塩で助かる人たちは、年間何万人といるとのことです!
最近では、病院食が人気のため、スーパーでも病院のお弁当を販売したり、
病院のレストランを一般の人に開放したりする動きも出てきました。
スーパーの惣菜やお弁当、レシピカードにも、減塩のメニューをどんどん取り入れていくと、喜ばれるのではないでしょうか!
塩の使用量を記載して、健康メニューとして訴求していくといいですね。
毎日の食事が、私たちの体や未来をつくっているのですから、
病気になってからの改善ではなく、
病気にならないカラダづくりのためにも
“減塩”に注目してみてはいかがでしょうか?
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